僕はアマチュアにラブバード作りを教える事に興味が有りませんでした。帯広移住の際、新しい地域の人との接点を持たなければと思い、NHKカルチャー教室の講師をやってみる事にしました。
今までは人に喜んでもらう為の物造りでしたが、自分自身は苦しい事の連続で、物造りとは苦しむものの実感が強かったのですが、ここでは、技術はともかくとして、純粋に楽しむ『造り』がありました。僕達は作った物を売らなければならない。それで生活していかなければなりません。けれど、今の時代、手仕事が、その能率の悪さ故に、他の工場製品と肩を並べるには困難も多いのです。
このままでは手仕事は成り立たなくなってしまいそうです。人々の評価の目も知らぬ間に衰えて、手仕事の良さの解らない時代になってしまいそうで、悲観的になっていた僕ですが、反対に作る事を楽しみとして時間とお金をかける人達と、その熱心さに接して、希望は持っても良さそうに思うのでした。もしかして、これから手仕事をきちんと継承していくのはこの人達ではないか、能率、効率の時代に対する本能的な抵抗がこんな形で現れているようにも思えたのです。
帯広NHKカルチャー教室
NHK帯広文化センター TEL 0155-27-7000 第1、 第3、土曜日 18: 30より
帯広市百年記念館 特別講座
5月から、第2、第4土曜日、午後1時30分から、8回の特別講座が有ります。僕はこの講座の後、NHK教室の皆さんも一緒になって、自主運営サークルへ移行していったらいいと思っています。箱根ラブバードの会
箱根町社会教育センター TEL 0460-2-2694 代表 松下 恭帯広ラブバードの会(自主運営 代表 谷内日出夫)
帯広市百年記念館
インターネット教室
インターネットで教室が出来るかどうかは解りませんが、ヤマセミの制作行程 の写真を掲載しますので、それを見て作ってみて下さい。どうしても解らない所はメールで聞いてください。答えられる事は答えます。教える事には自信がありません。
1
糸鋸で形をひく。
材は、朴、桂、しな、等中程度の堅さの物が良い
写真は朴。
2
粗彫り、
3
細かく彫っていく。2から3が急に変わりすぎますね。
本当は大事なところです。4
紙ヤスリをかける。
#180番
#320番5
全体を黒く塗って、良く乾かしてから、とさかの部分を描きます。
6
目の位置を決めます。
7
目に向かって放射状に点を描きます。
8
薄いグレーを重ねる。